どの街にも居ると思う。
人付き合いを拒み、近所の方から煙ったく見られ、誰にも相手にされない人。
家は壁が崩れかけ、部屋の中はごちゃごちゃ。
何で生活しているのか? 収入源は?
そんな方から、アンテナ工事と地デジチューナの依頼が来ました。
とりあえず下見に行きました。
心配なのは、御代をいただけるだろうか? 失礼だと思いますが、一番最初にその事を思いました。
古い14型TVにチューナーを設置して欲しいという事でした。
今までは・・というと、アンテナ設備は無く、室内アンテナで見ていた?ようです。
アンテナ工事とチューナーで、3万円ちょうどの金額を提示すると、財布からお金を出して渡そうと
するので、『今日は戴きません、工事が終わってから』と告げて下見は終わりました。
そして工事となりました。
ヒビだらけの壁は、ハシゴをかけるのも心配です。
部屋は靴を脱ぎたく無いくらいに氾濫。
近所の人が通るとき、『ココやってんの?』と顔をしかめて通り過ぎて行きました。
アンテナを設置し、地デジチューナーを接続。
画面に映ったのは震災のニュースでした。
『大変だよなぁ、昨日 郵便局へ行って義援金振り込んだよ』と。
私は、今まで偏見の目で見ていたお客様を心の中で詫びました。
最後に御代を戴き、帰るときはビールを戴きました。
この方とはお客様として、お付き合いできる方だと確信しました。
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