電話faxは出張修理をしてくれない

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スマホの普及で固定電話を使ってない家庭も増えてきました。 
それに伴い、家電メーカーは電話器の製造をやめていき、今では限られたメーカーしか製造していません。
とは言っても、小売業のお店屋さんではfaxも含めて固定電話は必要ですよね。
飲食店が卸業者への発注はfaxが多いそうです。
大きなチェーン店は別ですが、個人店の多くは、家庭用faxをお店でも使っています。
最近のfaxは安くなりましたね。 1万円くらいで買えるんですから。
電気屋から見ると、華奢(きゃしゃ)感ありのホントは売りたくない商品ばかりです。
使い捨て!と割り切るような製品の品質です。
そんなfaxが壊れた時のサービス体制をいうと。 
メーカーへの持ち込みなのです。出張修理はしてくれません。
でも街の電気店では、そんなメーカーの都合をお客様に反映はできません。
商売でfaxを使っているのに、持ち込み修理をしたら、電話が無くなる。
注文ができなくなる!お客様からの依頼や注文も問いあわせの電話も取れなくなる。
そこで、今回のお客様は、faxはあまり使ってないという事で、電話注文だけ受けられればいいという事なので、シンプルな電話をお貸しすることにしました。
保証中という事もあり、販売店の責任を全うしました。
『一万円くらいの商品でこんな事したら合わないでしょう?』 とお客様。
さすが商売をやってる方ですよね。そういう事に気づいてくれました。
仮にこの商品を販売して2000円の儲けだったとします。
故障したというコールで訪問。バイクや車で行きます。 
修理判断、保証中という事で、メーカー修理という事になる。 
店に戻り、貸出電話を取りに行き、取付に戻る。 
メーカーへの修理手続き。 
修理が戻ってきて、届けに行く。 
貸出機との交換。
数回の往復ガソリン代やコインパーキング料金。
そして私の人件費。 
儲けはパーというやつですね。
きちんと費用はもらった方が良いと他業界の人は言います。
悪しき習慣で、街の電器店はこのようなサービス料は徴収しない事が多い。
こういうサービスが当然と思っている顧客が多いのでそういう人が減らない限り続くのだと思う。 
今は過渡期です。 
これからは貸出料金も徴収しようと思っています。 
これに不満が出る人が少なくなってきたと感じたらそうしようと思う。
常に消費者のココロの風を感じて商売をしていこうと考えています。