家電業界にはいろいろな業種の方が参入してきました。
ガス屋さんや水道屋さん、リフォーム屋さんに、便利屋さん。
電気屋もガス工事もできるし、水道工事もできる。
大工工事がお得意の電気屋さんだっています。
これからの時代は業種に絞って商売していたら先細りになってしまいます。
消費者のニーズに応えて業態変化していかなければね。
ただ、今は過渡期なのかもしれません。
電気屋から見るとこんな工事をしていいのか? そんな現場をよく見ます。
特にエアコン工事などは商品を売るだけではお客様は使えません。必ず設置工事が伴うので、その辺を安易に考えている方が多いようです。
今回エアコンのクリーニングを頼まれました。
年式をお聞きしたところ10年経っているので、程度を見てから作業するという事で訪問しました。
パナソニックのお掃除機能付エアコンでした。
確認すると・・・
あらら、お客様のところは隠ぺい配管で壁の中に配管が通ってます。
このエアコンはフィルターを掃除したホコリを屋外に専用配管を使って排出しているので、隠ぺい配管では取り付けできない機種なのです。
それを無理やり取り付けたようです。
排気ホースが部屋の中に出ています。これだと少しずつ埃が部屋の中に舞ってしまうでしょう。
水が流れるドレンホースも断熱もせずにむき出しです。
こういう工事は量販店でも工事はしません。 電気屋だったら機種の交換をすることでしょう。
恐らく工事だけを請け負った何でも屋(便利屋さん?)が工事したのではないかと予想します。
ここはマンションなので新たに排気の穴をあける事もできないので、私は今回このエアコンは洗浄せずにこのままつい続け、来年あたりに入れ替えたらどうか?提案しました。
また、ホコリが出る排気管の所を説明し、ここからゴミが出てくることを教えてあげました。
今回、お仕事にならなかったけど、これもヨシとしよう。
来年はエアコンの入れ替えお願いしますね。