エアコンの配管って何本もあるのですね。

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2月中旬から引っ越しの相談が増えてきます。 

ネットで検索すると栄電気のブログ記事が多く出てくるので、各地から相談を受けます。 

亀戸の方だと商売につながりますが、残念ながら遠方の方は商売にはつながりません。 

それでもせっかくブログを見て頂いた方なので、できる範囲でアドバイスするようにしています。 

実はですね。 

栄電気の近くの方が安心するって、一度亀戸を離れた人が戻って来た人もいるのですよ。

そんな引っ越し関係の相談で一番多いのがエアコンについてです。 

新しい転居先で、持っているエアコンが取り付け出来るのか? 

もしくはマンションの規約で制限があり機種が選べなかったり。 

一番の問題は配管の取り付け、処理の方法です。

そもそもエアコンの取り付けのアノ配管ってどうなっているか?分からないですよね。 

そこで、あの配管の中身?を解説します。 

このエアコンの横にのびているのが配管です。 これはスリムダクトと呼ばれるプラスチックのカバーで覆われています。 

このカバーをとるとその中身が見れます。 

このように数種類の部材が室外機につながっています。 

これは電線、VVFという電気のケーブルです。 室外機につながり、信号と電源を室外機に伝送してます。 

これはドレンホース。室内機に発生した結露水を外に排出するホースです。 水が流れるので、このホースの処理はエアコンの室内機より下に勾配して配管する必要があります。 

これが冷媒管と呼ばれる冷媒(以前はフロンガスと呼ばれていました)が流れるパイプです。 
金属管(銅製)で2本組となっています。 このパイプに冷媒が室内機と室外機を行き来し熱の移動を行ない冷房や暖房ができるのです。

圧力がかかっているので、接続には特殊な道具を使います。 

この機種は東芝のちょっと古い機種なので最近の機種には無いのですが、フィルターのホコリを外に排出するホースです。 

結構いろいろな物が配管されていますね。 

作業中、『何本もパイプがあるのですね』とお客様に言われます。 

簡単に取り付け出来ると思われているようです。 

今回、エアコンを入れ替えるにあたり上記配管を接続して完了しました。 

どんな作業をするのかも想像できると思います。 

引っ越しでエアコン工事を依頼する時に参考にしてもらえればと思います。