隠ぺい配管のドレンの位置の為に据え付け板を加工

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賃貸住宅の大家様からのご依頼でエアコンを入れ替えました。 

3月の人の移動のシーズンではこのような依頼が多い。 

入居者が入る前に施工しなければいけません。 

大家さんからすると、入居者が決まらないウチに設備を入れ替えるのはモッタイないようで、入居者が決まって引っ越してくる前にという要望が多い。

結構せかされます。 

でもそこはご近所さんであり。長年のお付き合いという事で、カギを借りて空いた時間という事で引き受け施工しました。 

この物件でヤッカイなのは配管が壁に埋設してある隠ぺい配管です。 

新築時には取り付けるエアコンの仕様で施工するので良いのですが、入れ替えるときはメーカーや機種によって仕様が様ざまです。 

いろいろ工夫をしなければ取り付け出来ません。 

今回は、水を排水する経路で苦労しました。 

左から冷媒配管で右がドレンパイプが埋設してあります。 

最近のスタンダードのエアコンの仕様は天井面からの高さが10年前のエアコンに比べると高さがあります。  

今のエアコンの仕様に合わせるとなると、少し穴を下方向に広げ、さらに据え付け板も切って、穴の位置に合わせました。 

ホントはこのような加工はやりたくないのですけどね。

最近の新築物件はマンション、戸建てとも隠ぺい配管が多くて我々後から施工する人間は困っています。 

住宅設備は10年すると入れ替える事が多い。 

安易にネットや量販店で入れ替えるために購入すると、『施工できません』で終わってしまうかも知れません。 

結局は住んでいる方、家を購入した人に迷惑をかけてしまうのです。 

もう番組終わったから暴露しますけど、大改造劇的ビフォーアフターってテレビ番組がありましたね。 

あれでリフォームした家って10年後大変な事になっていると思う。 造作した作りこみ多くて設備を入れ替える事考えてない。 

テレビ映えするデザインばかり、業界人は突っみところ満載の番組でした。

電気機器、ガス機器は10年経つと故障し、入れ替える事が多い。

そこを考えて設計して欲しいと切に願います。