新築の建物でエアコンを設置する場合は、取り付ける機種の寸法に合わせて穴の位置を決め穴をあけます。
でもこれがエアコンを入れ替える時。 壁に何か所も穴を開けるワケにはいきません。 既存の穴を使い取り付けます。
最近多いのは、高さが合わない為、高さが低い(天井からの高さ)機種の選定をしなければならない場合が多くあります。
これは高さの問題ですが、今回は穴が中央に寄りすぎている場所に遭遇しました。
昔のエアコンですから寸法はまちまちです。 (今でもそうだけど)
入れ替えるときは調査をしてから機種を選定しないと、いざ工事を行なう為に訪問したら取り付け出来ない~ なんて時々あります。
特に戸建て住宅はその傾向がありますのでご注意を。
今回は配管穴が中央より(本来はもう少し右)なので、設置する為の取り付け板と呼ばれる金属の板を加工して設置しました。

オリジナルの状態を撮ってないからわかり難いかな? 穴に接する左側の金属板の部分が切り取った後が少し見えるでしょ。
約10センチ程センターに寄せました。

左に寄せれば?そう思う方もいるかも知れませんね。
左は壁なので左もギリギリ。

こんな感じの位置です。

このままでは室内機を取り付け出来ないので、配管も少し曲げて配管の穴に通します。
ちょいとしたひと工夫ですね。
ルール上で言えば商品の加工になるからNGなのかも知れません。
でも栄電気は基本的に商品と施工は一つの『販売物』としてとらえているので、完成形が商品です。もし加工によってメーカー保証が受けられないなら栄電気が保証します。
こうしなければ設置できない場所です。壁に再び穴を開けるよりは良いね。
頭の固い職人は『穴を開けなおさなければ設置できません』と言うかもね。
現場の判断は柔軟な発想が大切だと思う。その為にはいろいろな人の仕事をみたり、仕事以外の事にも興味を持ち探求する事も大切だと思う。
最近は美術館にも行くので何か自分の中で発展する事が起こるかもしれません。
『よい職人は芸術家であれ』って格言があるくらいですから。
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