アンテナの立て方は、個々流儀があり、親方から代々その手法は
受け継がれています。
・・・と大げさな事を言いましたが、職人の手わざは、親方から
教わったやり方が、いつまでも身についています。
親方が居ない私は、いろいろな方の真似をして学んでいます。
アンテナ一つにしても、各人コダワッタ立て方をしています。
私の場合。
屋根の上で立てる場所を決めたら、まずは屋根馬の固定です。
屋根馬自体に支線を張って、これで屋根馬はビクともしません。
マストをこの時点で仮に立てても、屋根馬がひっくり返ることもなく
安心して作業できます。
そして、上部にも支線を張り、方向を調整します。
この手法を、上下2段に支線を張っているので、2段支線と読んでいます。
よく支線の中間に補助支線と言って、屋根馬とを結んでいますが、この手法を
学んでから、やらなくなりました。
こちらの方が、しっかり固定できるからです。