2021年8月のお盆休みは全国的に雨模様でした。
それもかなりの豪雨。
雨によるアンテナ関係のトラブルが全国的に多発してます。
栄電気にもこのようなトラブルがあり対処しました。
お盆休み明けに『BSが見れなくなった』と問い合わせ。
アンテナはビルの屋上にあります。
配線は俗にいう転がし。(床面に配線をはわしてます)
真夏の屋上の床は熱々です。紫外線も含めてアンテナコードへのダメージは大きい。

アンテナコードを見ると被覆が破れ水が浸入していました。
BSアンテナのコードには15Vの直流が流れてます。被覆が破れどこかで断線してるようです。 測定器で測ってもレベルが出ません。

真夏の屋上の床面温度は何度になるのだろう?
こうして作業していても靴のゴムが溶けそうです。 アンテナコードの劣化もうなずけます。

このまま同じように配線を転がしたらまた同じ事になります。
そこで支線を張り、そこにアンアテナコードを這わせる事にしました。

直接アンテナコードが床に触れないので熱の損傷はこれで軽減できます。
改修工事の考え方は復旧すれば良いとは限りません。
また同じトラブルが発生しにくくする事が大切だと思います。
それには不具合が起きた原因追及をする事が必要。
そして、対処する方法は経験からです。
今回このような処置をするとお客様に説明し、納得してもらいました。
残暑厳しい屋上での作業を終えたころ、日が落ちてきてすこし涼しい風が吹いてきました。
お客様も喜んでくれた事だし、今宵のビールは旨そうだ。