北海道を旅した

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どこまでも続くまっすぐな道、ときおりアップダウンを繰り返し、そして天に向うように道は伸びている。サラリーマンを辞める年の夏、最後の夏休み10日間北海道をチャリンコで周った。 北海道をチャリンコで周るには一か月かかる、そこまで休めないので、道東に絞り行き当たりばったりの旅を10日間過ごした。宿は基本的に野宿にした。2輪車天国の北海道はそういう仲間が大勢いた。自然を満喫し、いろんな人に出会い、美味しい物を食べた。

知床半島を横断していると、一匹の犬がついてきた。まだ子犬なのでその辺に親犬がいて呼ばれればすぐ引き返すだろうと思っていた。ゆっくり走るとポチポチ付いて来る、ちょっと早く走ると、走って付いて来る。
とうとう、ウトロから羅臼まで付いて来ちゃいました。犬には帰巣本能があるので帰る事は出来るかもしれませんが、子犬なのでその辺が心配になりました。 このまま一緒に旅をするわけにはいかない。 ちょっとした土産センターに立ち寄った時、観光客が可愛がっている間に私はそーっと抜け出し、子犬と別れ中標津方面へ向った。 


  
道東をチャリンコで周る予定が・・やっぱり富良野や美瑛は外せません。
急遽チャリンコを分解し、列車に乗って旭川へ。 道央も走りました。


ひまわりが、一斉にコッチの方を向いているので、なんか面白くて。
あっち向いてホイ ってしたくなりました。

富良野地域では、ラベンダー畑があちこちありました。野宿での旅を数日間しているので、ちょっと汚い格好。温泉は何ヶ所か入ったので、そんなに臭くは無いのですが、汗だくで一日走ってきたので、ラベンダーの中に入って消臭!
そしてこの夜貴重な体験をしました。 

富良野に到着して、野宿する場所を探していると『ヘソ祭り参加者募集』のポスターを発見。『北の国から』で見たことあるお腹に顔を描いて町を練り歩くお祭り。
これはヤルしかないと、早速受け付けして、ハダカになって顔を描いてもらいました。衣装も貸してくれて。。。やせっぽちの私じゃ サマにならないね。

でもいい思い出になりました。
道東から道央への自転車の旅。車やバイクでは味わえない人力移動の旅。
最近はもう5年近くこの自転車を乗っていない。
今回アルバムをひっくり返し昔の写真を眺めながら綴ってみました。
もとも風来坊な私、沸々とその血が湧き出しそうな今回の小特集でした。

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このブログは2006年に投稿したブログです。 そしてこの旅行は、1995年の旅行です。 

10年前の旅行を10年後に書いて、さらに、それから12年経って書きなおしました。 

書き直したと言っても連結しただけです。 2006年頃のブログの仕様は一つの記事に写真が一枚しか載せられないので、長い話は書けなかったのです。 

2006年に5分割していたブログを一つにまとめたのです。 

GW中という事で、仕事の話より、こんな旅行記の方が良いかな? と思ったのです。 

そして、沼ちゃんはこんな事を20代の頃やってたんだ。 

そんな事を知ってもらえたらと思いました。