亀戸3丁目に物件をお持ちの大家様より、貸し家の台所の換気扇が調子悪いので見に行って欲しいと連絡がありました。
住民と連絡を取り合ってやって欲しいという事でしたが。。。
住民の方が中国人で日本語が出来ませんでした。
これだと作業がすすめられないので、日本語が分かる人に立ち会ってもらいました。
(こういう交渉も大変なんですよ)
換気扇を確認すると、深型レンジフードでした。
電源は入るが回転しません。 モーターの不具合だと判定しました。
年式やメーカーから部品供給は出来ないのでレンジフードごと交換する事にしました。
(家主と相談し了承を得ました)
そして作業開始。
深型レンジフードというのは。その名の通りフードが深いレンジフードを呼びます。写真のこんなタイプ。
ここで業界の人なら分かるんだけど、フード上側にある幕板がありません。
幕板とは換気扇のダクト接続や配線をするスペースを隠す板の事です。
幕板が無いと、この作業が大変な事が業界の人なら分かってくれると思います。
撤去しました。
取り付けるにあたり、モロモロの準備をします。
幕板が無いので、ダクトと電源の取り付けをわずかな空間を利用して接続するのです。
ココが一番の難所です。 この作業は一人では難しいかな。
画像が無いので文章で解説すると。
一人が、レンジフードを天井付近まで、10センチの作業空間を開けて持ち続けてもらいます。
(この持ち続ける姿勢はシンドイ)
何かつっかえ棒みたいなものでキープ出来れば良いのですが、その道具は持ち合わせていませんでした。
相棒の高橋に持ってもらい、私が接続しました。
ココまで来ればほぼ終わり。
中国人の方が使用するので、レンジフードの中は油だらけ。
解体するにあたり、道具類もベトベトになってしまいました。
次の現場で汚してしまうので、車に戻り、揮発性の油落とし剤でふき取り次に備えました。
しばらく換気扇が動いていなかったようで、回転するレンジフードを見て住民は喜んでいました。
問題が解決して喜ぶ姿には国境や言語は関係ありません。
笑顔は人間の嬉しい時の共通表現です。
この笑顔をしてもらう為に私は、今日も、そして明日も現場へ向かいます。