何をやっているかというと、エアコンの設置において配管が壁の中に埋まっている
場合の確認作業です。
エアコンの水が出るドレンホースの具合を見ているのです。
口にくわえて、ヒューとホースを吹きます。吹いた感じの抵抗感で、ホースの中が
詰まってたり、穴があいてたり、を感じ取るのです。
配管が壁に埋め込まれている事で、外観はスッキリとしますが、後々のメンテナナンス
が大変です。このエアコンも壁に水漏れの後があるので、恐らくドレン系のトラブルが
あったと思われます。
吹いた感じ、少し抵抗があったので、チョット吸ってみたら、ボコボコと音がして
水の腐った臭いがしました。このまま新たしいエアコンを取り付けると、同じように
水漏れの可能性があるので、少し壁の穴を広げ、腕を突っ込み、ホースを探ってみました。
すると、ホースがたるんで、波うってました。
ホースが出来るだけ、まっすぐになるように、引っ張り出し、水がスムースに
流れるように直しました。
この作業に一時間予余計にかかってしまいました。
お客様は、『配管が壁の中に入っているから、カンタンよ』と言いますが
結構大変なんです。 配管も短くて、ガスバーナを使ってロー付けという
作業をしなくてはいけないのです。
そうそう、こういう場合、排気機能があるエアコンは取り付けできませんので、
最近の高級機種は取り付け出来ない場合があります。
と、電気屋から見ると、配管が壁の中に予め入っている場合、あまり良い事は
ありません。これから家を建てる方は、できればエアコンは後から付けられる
ように、設計してもらう事をオススメします。