ご自分でアンテナを設置しようと考えている方で、躊躇してしまうのが
この測定器の存在。 はたして必要なのか? そう思っている方もいるでしょう。
なんたって、20万円近くしますから。
もし、TV一台にアンテナ一本 BSも無しなら、どのメーカのTVもアンテナ
レベルが出る機能がありますので、それで測定は可能でしょう。
アンテナから直接同軸コードを引っ張って部屋の中に引き込む。そして、
携帯電話でTVの前の人と話しながら。。。
でも普通の家庭ではTVは数台あるはずです。家を建てた時にアンテナの引き込み
口があって、そこから屋内に配線され分配されています。
さらに言うと、ブースターという増幅器なども天井裏に設置されている場合もあります。
さらに、今までBSアンテナを1台にTVに繋いでいたけど、全部のTVでも見れるようにしたい。
せっかくBSも見れるデジタルTVなんだから是非そうしたいですよね。
さぁ測定器の出番です。屋根の上のアンテナレベルより、壁端子のアンテナレベル
は大抵大きく下がります。何処に分配器があるか?推理をしながら天井裏などを調査するのです。
ブースタはココにあるかな? 押入れの上から入り込みます。
個々の分岐ポイントを測定して、不具合を調査し、デジタル対応でない分配器などは交換します。
測定器はこのように、アンテナの向きだけを調べる機器では無いのです。
ちなみに、昨日の話で屋根馬を設置する場所を決めるのも、この測定器で行います。
屋根の上を右左、マストを上下させながら、最良ポイントを探すのです。
こういう作業を、TV見ながら携帯で・・・なんて出来ませんね。
測定器は必要なのです。