TVを販売したからには、TVを見れるようにして始めてお客様の目的が達成した事になる。
映らないTVを眺めても何の価値もありませんからね。
今日のお客様は、昨年暮れにTVを購入して戴きました。
地デジのアンテナ設備はありません。というか、アナログのアンテナ設備もありませんでした。
室内アンテナで今までも見ていました。
立地条件からUHFアンテナでは厳しい、付近の方もCATVに加入している方が多い。
当初CATVをオススメしましたが、毎月払うのは経済的に厳しいと言うことで、なんとかアンテナでと言う事でした。
さぁどうしようか。 映るのか? もう一つ条件が悪いのが、築50年くらい。 屋根はとても上がれません。
サイドベースによる設置です。
今回は、UA-14P1Zをチョイス。もしかしたら、設置後しばらくして移動するかも知れないので、ステンレスのネジ類を使っているこのアンテナにしました。
電測すると。
入力レベルは。
まぁナントカ。
うーむ CN比がダメです。
ちなみに、電波産業界というところで、どれだけの数値が良いかという指標があって。
入力レベルが 46から89 dbμV
CN比が 25db以上
BERが 2×10E-4 以下となっています。
この数値を得るために、必死こいて我々は屋根の上を行ったり来たり、屋根裏を這いずり回るのです。
でも、この指標値の設定された時期って何年も前だと思う。
当時の受信機の性能から出された数値なのかも知れない。
最近のTVの受信性能はかなり良く、この測定結果でもイケルと判断しました。
高さを決めたら、マストをカット。
サイドベースの取り付けは、仲間ウチでは、もはや標準の裏コーキング。
こんな感じでアンテナ固定。
スカイツリーの先っぽが見えます。 雨がもう少しで降りそうです。
完成。
そしてお部屋のTVでチャンネルスキャン。
TVの受信レベルで見ると、一番悪かった25CHより、教育TVの26CHが一番レベルが低い。
でもアクオスならこの数値が60以上あれば良いので、問題ないレベルでした。
最近特に感じるのが、入力レベルの指標をもう少し下げても良いのではないかと。
この数値に我々は日ごろから、苦労させられているのです。
当店のように、TVを販売しアンテナ工事を行う業者であれば、トータルで面倒を見れますが、これがアンテナ
だけの依頼であった場合、今回のケースではお断りしていたかも知れません。
後々のトラブルが予測されるからです。
過去、平面アンテナを希望の方で、規定レベルに達してなかったので、八木式アンテナに変更したり、
今日のように、条件が悪いところなので、CATVにしてもらったり。
この電波産業界の規定の数値をもうちょっと下げてもらったら、
・・・そう、CN比20db以上、入力レベル40dbμV以上だったら良いのだけど。
特に、今日の出来事でそう感じました。
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