7月にエアコンを購入されたお客様。
3階の最上階の部屋に室内機を設置、室外機はその上の屋上に設置しました。
間取りは6畳と4畳の2部屋続き、3.6Kタイプのエアコンを設置しました。
この夏の猛暑、連続35度以上を記録したあの時期のことです。
『エアコンが冷えないとコール』
早速伺うと、部屋が26度にならないという事でした。
37度の外からお客様の部屋に行くと、そこは快適そのもの、26度まで下げなくて良いじゃないか、と思いますが、まずは点検。
炎天下の屋上の室外機は、それこそ目玉焼きが焼ける感じでした。
う~む、こりゃ この気温じゃ無理だよな、と思いつつ、噴出し温度や冷媒などをチェックしてみる。
何処も問題ありませんでした。
まぁこういう異常気温の時だから、夜は大丈夫だし、ちょっと様子を見てもらう事にしました。
『エアコン大丈夫みたいだよ』 こんな返事を期待して。
ところが。
『やっぱり、おかしい メーカーに言ってくれ』とまだ不満のようでした。
そこで、メーカサービスにお願いしました。
後日メーカーサービスの報告は、異常ナシでした。
この間、お客様は、どういうわけか、某大型量販店に相談に行ったのです。
そこで定員に言われたそうです。
『それはおかしい、当店で見てあげましょう』 と。
無責任な事を言うモノですね。
この某量販店の店員は、メーカーサービスに電話しただけ。
お客様は『他でも見てもらうよう手配したから』と報告に来たのです。
さぁ、困ったメーカサービス。 とりあえずお客様の所に行って報告したそうです。
ところが、お客様は、こんどは違う 某量販店に行ったそうです。
ここでも、同様にメーカサービスに電話したらしいのです。
メーカーサービスから、連絡があり、今度は○○さんから依頼がきました と。
エアコンは問題は無いとわかりつつも、ここまでこじれたら、引くしか無いと思い。
『今回はご縁が無かったという事で、エアコンを引き上げさせてください』
と申し入れ、エアコンを取り外し、代金を返金しました。
連日の猛暑で、全ての人が冷静さを失っていました。
エアコン工事に追われ、アンテナ工事に追われた時期でした。
正直、『もう相手にしたくない』商人として失格する判断でした。
お客様の家の前を通ると、まだエアコンは入れてないようです。
おそらく今年はもう入れないでしょうね。
来年入れたとして、去年、今年は猛暑だったから、来年は冷夏になるかな。
そうすると、やっぱり、あのエアコンは壊れてたんだ と思うかも知れません。
そして、再来年の夏 また猛暑になったら、きっとエアコンは26度にはならないはず。
購入したところでは、きっとメーカに電話するだけの対応だろう。
そして、ようやくお客様は気付いてくれるだろう。
これで、私の気持ちはスッキリする。
でも、エアコンは入れ替えることはないでしょうね、壊れてないのだから。
ウチに来るのは、そのエアコンを入れ替える10年後になるかな?
まぁ長~い目でみましょうか。
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