電気屋としては何とも言い訳がましいのですが、長寿命をうたって勧めてきたLED電球ですがボチボチ切れてきました。
当初10年の寿命という事で販売を始めましたが、工業製品である以上個体差があるのは当然なのですが、あるメーカのLED電球ではこりゃ欠陥でしょ? と思えるくらい寿命が短い商品もあります。
今ではどこも10年寿命とは言わなくなりました。 40,000時間寿命というのもどうかな?
でも省エネには間違いありません。そして今回のような不具合は機会を見つけて製造メーカーに言うようにしています。
そんな不点灯になったLED電球をちょっと解体してみました。
私は以前からこのスリムな形は信用していませんでした。
放熱が悪いんじゃないか? ギザギザのついたヒートシンクのついたLED電球の方が何となく安心しています。
恐らくこのLED電球も熱による故障だと思います。
分解する前に外形を見まわします。
口金の隙間に粉が付着しています。
むむ! これは! 恐らく中にある部品から液体が流れた跡ではないかと推測します。
分解しました。
LED電球はこのように、LED発光部、交流を基板(直流に変換する部品)、ソケットの口金 と3つに構成されています。
そして、このLED電球を構成する中で、故障する部分はこの中央の基板部分なのです。
このLEDを分解した途端にわかりました。 独自の臭いがあります。
電解コンデンサーと呼ばれる部品の液体が漏れたようです。
この部品の故障でこのLED電球は不点灯になったのです。
黄色いLEDの発光部は恐らく大丈夫だと思います。
販売側としては、このような商品は発生して欲しくないのですが、昨今の価格破壊のツケがこういう商品の欠陥を増やしているのではないかと感じるのです。
先日のバス事故のように。偽装で問題になった建設業のように、不安が多い食品産業のように。
消費者はそろそろ安価を求めない、安心を求めるようにならないとイケナイと感じています。
このままだと、あらゆる物が不安を抱えながら買わなければいけない時代になってしまいます。
今日、この大手メーカーのこのLED電球を解体してつくづくそう感じました。
—— 追記 ——
多くの方がこの記事を御覧になったようです。
質問が来たのでわかる範囲で回答。
このメーカーは日本の会社ですが、海外で製造されています。
残念ながら多くの日本のメーカーは海外で作っています。中には外国のメーカーに作らせて、自分の所のラベルだけ
貼っているメーカーもあります。
こうなったら、海外の工場へ視察に行こうかな?
GWあたりは込むかな?
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