Oh!shiriの話その2

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2か月ほど前に『痔』の話をしました。

その時の話は以下の通り。

Oh!shiriの話

自分がカミングアウトしてから、会う人々『実は私も・・・』そんな話しを良く耳にするようになりました。 

何も公言する事では無いので普通の人は黙っていますが、私はこうして公表してしまいました。 

でも公表する事で、先に言ったように『私も・・・』って何か苦しみを共有するというか、不思議な仲間意識が出るというか、さらには座薬の入方とかコツの情報共有。 

または手術を終えた人からの体験談。 

こうして公表しなかったら、黙々と自分で調べたりして不安が募る生活を送っていたかも知れない。 

そんな2か月前の公表から、座薬と飲み薬の日々を過ごしていました。 

2週間に一回病院へ行って診てもらってます。 

普通は薬の投与で1週間もすれば止まる出血が私の場合、ひと月半止まらなかった。 

お酒もかなり制限して週一回くらいしか飲まないようにしていました。 

それでも出血が止まらない。 

その事を先生に相談すると、他の要因(痔以外に)があるかも知れないという事で、大腸カメラで調べる事になりました。 

やった事ありますか? 

お尻からカメラを挿入するのですよ!! 

胃カメラは今まで4回飲んだ事があります。 

とても苦しかった。 

(鼻からは一回、これはまぁ少しは。。。) 

それを今度はお尻からカメラを。 

ネットでいろいろ調べると、胃カメラより長い時間挿入するとの事。 

そして胃よりヒダや曲がりがあるので苦痛だとか。。。 

高い所とか平気なのに、こういう事はビビリなワタシ。 

やりたくないけど、不安でいる方が肉体より精神面で参ってしまう。 

意を決して大腸カメラの検査を申し込みました。 

大腸を調べるので、大腸の中に何もない状態を作らないとなりません。 

まず前日から消化の良い物を食べないといけないとか、野菜と豆類とか乳製品はだめなんだって、へぇ~。

水も意識して多く飲むようにという事。 もちろんお酒はNGです。 

そして前日の夜に、軽い食事をしてから、今回の苦痛が始まりました。 

夕食後、何やら透明な液体を水で割って飲むという事、なんの薬かは説明あったと思うけど忘れていました。

2時間くらいしてだろうか? 

お腹がごろごろしてきました。 

トイレに駆け込みます。 (第一ラウンド) 

あの薬は下剤なんだなぁ。そんな事を思い、恐らく次の波が来る事を覚悟して眠りにつきました。 

そして再び!!!

トイレに駆け込みます。(第二ラウンド) 

ちょっとキタナイ表現ですいません。 

便がほぼ液体となりました。 

何回、この波は来るんだろう? そんな事を思いながらまた眠りにつきました。 

夜中の3時頃だったかな?再びお腹の中がごろごろと言い始めました。 

トイレに駆け込みます(第三ラウンド) 

明け方にもう一回。(第四ラウンド) 

一晩に4回もトイレに駆け込んだのは人生で初めて。 

4回目にはもう便はほとんど水溶液の感じでした。 

大腸カメラを経験してない人は、ここで終わりと思うでしょう。 

違うのよ。 ここからが大変でした。 

朝食はもちろん取れません。その代わり水はいいのです。

ここから腸をきれいにする薬を飲むのです。 

なんとなく想像つくでしょうか? 

約1Lのこの薬を6回に分けて飲むという事。 

そして1杯を10分かけてゆっくりと飲むということです。

一口飲んでみました。うーむ。うまくは無いけど飲めるかな? 

でもチビチビ10分かけて飲むというのが難しい。 

美味くないので一気に飲み干したいところですが、マズイものを味わうようにチビチビと。 

ゆっくり10分かけて1っ杯の薬を飲むと来ました! 再びお腹が!!! 

(第五ラウンド) 

すでに便は昨夜からの排便で水のようになっているので、これからはこれが透明に近くなるまでにするそうです。 

薬の説明書には、その水溶便の色のチャートがあって、黄色い絵の具を水で溶かしたくらいの薄さまでやらないといけないと書いてありました。 

さらにもう一杯。10分かけて飲みます。 

最初は、まずく無いと思っていたこの薬がだんだんまずくなってきました。 

一口、一口が苦痛です。 そしてようやく1っ杯を飲み干すと、まるで口とお尻が合図しているようにお腹は泣きだします。 

(第六ラウンド)

一杯を10分かけて飲んでトイレに5分。 

そんな繰り返しをして昨晩から数えて10回目にしてようやくこの難儀は終わりました。 

ん? まだ大腸カメラ入れてませんね。 

検査は午後からでした。途中残りが出そうになったらどうしよう? そう思いタクシーで行くことにしました。 

もし途中でトイレに行きたくなってもタクシーの運転手ならトイレの場所を知ってると思ってね。 

無事に病院について、早速準備を。 

お尻に穴が空いた紙パンツに着替えました。

横になり点滴を付けました。 

そして、いよいよカメラがお尻から入ります。 

・・・・あれれれ!!! それから覚えてない。 

気が付いたら、終わってました。 

どうやら麻酔をしたんですね。  

痛いとか事前の調べではあったのですが、カメラの挿入中の出来事はわかりませんでした。 

終わってからカメラが撮った画像を見ながら先生の説明を受けました。 

大腸の中は綺麗で、出血の原因は痔だけという事でした。 

再び、薬の投与を続けながら、手術のタイミングを見るという事で今回の検査は終わりました。

私の場合は手術をしないと直らない大きさなので10月になったら手術をする予定です。 

その時が来ましたらまた報告します。

お楽しみに。

??楽しみじゃないね。