設置5年経過したエアコンのクリーニングを行いました。
当店で販売施工したエアコンです。

三菱電機のエアコンはお客様で掃除出来る範囲が広いのですが、やはり内部までは掃除出来ません。

4枚羽の風向板、左右方向板もこのように外せます。


お客様がご自分で出来るのはココまで。


それでもかなりの所まで掃除出来ると思います。

ここからはビスを外していきますので、お客様はやらないでください。
パネルとカバーを外しました。

表示パネル部を外します。

外すにあたり、基板のコネクターを外します。

今回のエアコンは自動お掃除機能がありますので、掃除メカを外します。

ココから養生してクリーニングする業者は多いようです。
もう少し分解します。

ドレンパンと呼ばれる部品を外す事で、洗浄する部分が大きく現れるので隅々まであらう事が出来ます。
汚れを確認します。



エバポレーターと呼ばれるフィンの裏側を確認しました。 これは裏側なのでそれほど汚れていません。

外した部品は別なところで、今回は外で、洗浄しました。


続いて壁に掛かっている室内機側。

養生の仕方は私独自です。
洗浄中。
こんなに汚れてました。

きれいになりましたよ。ちょっと上までスクロールして洗う前と確認してみてね。


洗いが終わったら、組み立てです。順番通りに組み立てていきます。

全てを終え確認したら、そうじボタンを押して積算時間をリセットします。

完了。

エアコンクリーニングを始めたのは20年くらい前です、当時クリーニングを行っている業者はあまりいませんでした。
やがていろいろな業種がこの分野に参入してきて、今はハウスクリーニング業者の方が多く行っているのかも知れません。
でも、今回行程を紹介したように、電気の知識を持って分解しています。特に基盤周りの分解には修理にも慣れた人じゃないと不具合が起きた時の対処が難しいと思います。(時どきクリーニング業者から修理依頼が来ます)
洗浄中もなるべくお客様に説明しながら洗うようにしています。
この説明によって、ご自分で出来る範囲の手入方法やエアコンが冷える仕組みなどを伝えるようにしています。
(まぁ興味ないような人には黙って作業してますけど)
また、私のスキルの都合で全ての機種を洗浄はしていません。 私が出来ない機種は信頼できる業者にお願いしています。
さらに、10年以上経過したエアコンは障害保険の関係でお断りしています。
作業するにあたり、損害保険に加入していますが、10年超えたエアコンを洗浄して不具合が起きても保険が下りない事がありました。
もちろん不具合が無いよう作業はしていますが、万が一の保険です。
無保険で車に乗るのと同じことです。
過信は良くありませんからね。
ご理解のほどよろしくお願いいたします。