当店は基本的に、電気製品を使う個人の方からの依頼を受けています。
昔からお付き合いのある不動産屋さん、お大家さんは別ですが、ネットで問い合わせでくる業者は全てお断りしています。
多いんですよ、内装業者やリフォーム屋さんから、ちょっとやってくれない?という問い合わせ。
個人のお客様を大事にするため、業者さんはお断りしています。
これがもし、内装業者などからの依頼を受けたとすると、工事内容で問題がある場合、使う方の意見が直接聞けない場合が多く、仕事の依頼主である、内装業者の指示に従うようになります。
今回、当店から近いお客様のエアコンの入れ替え工事を行いました。
新築から15年、そろそろ入れ替えの時期でした。
実は、新築時にこちらのお客様のエアコンを工事した業者は知り合いで、当時、工事中にお邪魔した事もありました。
『ホントはもう少し勾配を付けたいけど、現場監督が水平に・・・』そんな会話をしたのを覚えています。
あれから15年。
エアコンを取り外す時にドレンパイプを切断すると。 どばーっと水がたれてきました。
冬の時期には室内機からは水が出ませんので、恐らく周年水が溜まっていたのだと思います。
『ホントはもう少し勾配を付けたいけど・・・』 あの言葉を思い出しました。
その昔、2006年に、エアコンから水が漏れるという事で、対処した事もありました。
エアコンの配管の勾配を付けると、窓との水平が保てなくなり、美観的に現場監督が許さなかったのでしょう。
でも、お客様から意見を聞いたらどうなっていたでしょう?
ちょっとした勾配くらい認めてくれた事でしょう。
そして今回。 しっかりと勾配を取って配管しました。
既設のスリムダクトを少し下げただけです。
エアコンも省エネになり、もう水漏れの心配も無くなり、お客様は安心して使えると喜んでいただきました。
このように、当店では仕事が終わった後、使う方が喜ぶ顔が見れないとイヤなのです。
・・と言う事で、内装業者の方々、申し訳ありませんが、お仕事はお受けできませんのでよろしくお願いします。