洗濯機を浴室で使う家というのは都内でも下町エリアでは多くあります。
普通は浴室に入る前の洗面、脱衣所内に洗濯機を設置する場合がほとんどですが、当地亀戸の特に古い住宅では浴室内に洗濯機を設置する場合が多くあります。
本来は浴室に洗濯機を設置する事は相応しくありません。
コンセントを浴室に設置する事は禁止されています。
多くの方は延長コードで浴室の外からその都度コードを伸ばして使用していますが、漏電等の問題もあり、出来れば改善した方が良いのです。
今回も浴室をリフォームして洗濯機置き場を設けたらどうか?と提案をしましたが、予算の事もあるし、この状態で50年近く使っているので同じように浴室に設置して欲しいとお願いされました。
でも今度は全自動洗濯機を使いたいと。
そう、実はこちらのお客様は洗濯機の搬入経路の幅が40センチしかなく、2槽洗濯機しか搬入できないのです。
『分解して組み立てるような洗濯機は無いの?』
もう無茶ぶりな要望です。でも一般消費者の発想は面白い。
冷蔵庫でも洗濯機でもあの手の箱型家電って大きくて倉庫の場所も使うし、今回のように搬入でいつも苦労します。
搬入路の幅が40センチをどうするか?
そうか?その手があったか!!

浴室の窓から入れる作戦です。 まずは窓の格子を取り外します。

ガラスの窓を外します。

洗濯機は横に寝かせた状態で入れます。

入りました!
お客様は全自動洗濯機を使うのが夢だったそうです。
90歳のご高齢の方なので、『あと2年で私も もたないから・・・』
いやいや、この洗濯機入れ替える時もお願いしますよ。
ご依頼ありがとうございました。