天井に埋め込まれたエアコンの事を通称天カセと呼ばれています。
吹き出す方向や数によって一方向、2方向、4方向とあります。
今回2方向の天カセエアコンを交換しました。

既設のエアコンを調べる事から始まります。
能力、配管のサイズ、天井裏の様子、ドレン配管の状況、室外機の置き場所。
そんなところを事前に調査をします。
一般の家電のように、カタログ見てコレちょうだい!とはいきません。
一件一件仕様が違うのです。
商品は既製品ですが、施工はオーダーメイドなのです。
事前に調査した結果、今回は既存機種の後継モデルにすることにしました。
この方が、天井の開口寸法が同じだからです。
サイズが合わないと、拡張パネルを使ったり、オプションが増えてしまいます。

既存のエアコンを外しました。このように天井裏に配管や電線があります。
既存の配管を流用することになります。ただし、昔の仕様と今の仕様は使う冷媒ガスも違うし、配管サイズも違います。 昔は配管内の洗浄をしましたが今は不要なので、今の配管サイズに合わせる継手を使い配管を合わせました。

天カセエアコンは本体とパネルが別々なのが普通です。
天井に合わせた色があるからです。
飲食店などは特に気にします。
今回は無難な白にしました。

天井裏の接続作業なので、少々狭いところでの作業となります。
腕に切り傷つけながら施工。
完了しました。
実はこの案件、2ヶ月くらい前にご依頼。ちょうどメーカーのモデルチェンジや暑さもまだ序盤という事で、お待ちいただきました。
夏本番前に終わってよかった。
ご依頼ありがとうございました。