リフォームして換気扇も新しい換気扇に交換したのに吸い込みが悪いという相談は時々あります。 まずは施工した業者に相談するよう促しますが、結局のらりくらりと時間稼ぎをしてお客様を諦めさせる。 そんな事が多いようです。 そして再び栄電気に相談。
年数回そんな事があります。
その原因の多くは外に排気する出口の部分の詰まりが多いのです。
この部分ね。

この出口をベントキャップという部品。
水平にあるスリットの奥に網があるのが見えると思います。 ここにホコリが詰まるのです。
今回、リフォームの案件ではありませんが、当店で換気扇の交換工事を行ったので、情報ネタとして都合いいので今回の対処をお伝えします。
外す換気扇です。築浅のコーポです。以前も相談を受けて排気口だけを掃除した経緯があります。再び排気口は詰まっていて音もうるさく排気されていません。オーナー様からは交換のご依頼です。

換気扇の交換自体は何も問題なく終わりました。
でも、排気ダクトを覗くと。

天井裏なので顔を近づける事が出来ないので腕を伸ばしスマホでなんとか撮りました。

向こう側が外の出口です。 詰まっていなければ明かりが見えるのですが、真っ暗です。詰まっていることがすぐわかります。
出口のベントキャップをもう一度ご覧ください。

問題はこの奥にある網なのです。ここにホコリが詰まっている事がほとんどです。
下のタイプのような網が無いタイプなら良いのですけどね。

防虫の為なのですが、そもそも常に吹き出しする排気口でその逆風に向かって進む虫はまずいません。今まで虫の侵入は見た事ありません。
メーカーさんの説明を見ると、ナント!!! 3か月に一回点検するようにと! そんな事してる人まず居ないよね。 それだけ詰まって当然という事です。

そこでこの網を撤去する事にしました。わざわざ網なしベントキャップに交換するのはもったいないですからね。むしり取る事で対処します。
その模様を動画で。
もちろん全てのところで網が不要とは言いません。 今回このように2階の壁面でそう簡単に点検ができない場所。24時間ほほ排気している環境、そんな事から今回は網部を取り除きました。
この事で悩んでいる人はホント多いと思います。
そもそも3か月ごと点検を推奨する物を手の届かない壁面に設置する事が間違っていると思うのです。
手の届くところに設置するとか、ホコリが詰まらないかつ虫等が浸入しない構造とか、建築部材メーカーさんおよび建設施工会社さんの改善をお願いしたいです。