諸悪の根源(部品の部品の話し)

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最近の家電製品って、寿命が短いと思いませんか? 
昔の製品は10年は持っていたのに。。そう思っている人も結構いると思います。
最近当店では、照明器具の修理依頼が相次いでいます。
それも7から8年くらい使用の照明器具。 当店で販売したものや、他店での購入さまざまですが、決まってお客様が口にします。『照明器具なんて壊れるもの?』壊れる、壊れないは、まぁ壊れるのですが、寿命があまりにも短くなっています。
今の照明器具は、インバータ方式で、中身は電気基盤で構成されています。この基盤が故障するのですが、問題はその基盤の中の部品にあります。 電解コンデンサーと呼ばれる、中に液体が入った部品が熱で膨張して、液漏れを起こしてしまうのです。この電解コンデンサーの生産元は、南アジア諸国で、日本の部品に比べて粗悪です。当時安い部品で生産された商品につけが回ってきたようです。
しかし、最近ではこの基盤部品も、見直され国産コンデンサーを使うようになりました。
パソコンの基盤はマザーボードと呼ばれます。多くは台湾のメーカなのですが、面白い事にこの電解コンデンサーについては、『日本製のコンデンサーを使用しています』と銘打っています。 台湾の部品メーカも日本の部品を使うようになったのです。