まだ入居しない建物で、ブレーカが落ちる という事で、調査に行きました。
3階建て20回路くらいありました。
実を言うと、人が住んでいた方が調査はしやすいのです。
何を使うとか、どうすれば、、とか範囲が絞れるからです。
何も機器がない状態ですから、片っ端から調査です。
テスターを当てていき、ブレーカが落ちている回路を見つけます。
1階・・・OK 2階・・・OK 3回・・ム?
コンセントに100Vが来ていない所が出てきました。
次にコンセントを外してみて、目視で確認です。
ここも大丈夫、あれも大丈夫。
4個ほどのコンセントを確認したところ、どこも異常は無いようです。
『ああ ワカラン・・』どうすればいいんだ!!
まだ入居して誰も居ない事を良い事に、ゴロンと横に転がり、目をつぶって
冷静に、順序良く調査手順を頭の中でめぐらせました。
ふと目を開き、天井のシーリングが目に入りました。
先日、電気屋仲間の日誌の中で、天井のボードの粉が湿気で絶縁が悪くなった
という日誌を思い出しました。
漏電ではありませんが、天井を確認して無かったので、このシーリングを
見てみたら。 ビンゴ!! でした。
結果を知ると『何ぁんだ』になりますがね。
これは、接続の仕方が間違っています。
恐らく接続したのでは、電気屋ではなく、クロス屋さんだと思います。
天井を張り替えた時、付けるのを間違えたのでしょう。
こういう仕事は経験に基づいた【感】がもの云います。
これで一つ私も、キャリアアップです。