このトイレットペーパーホルダーには不満がある。
紙の残量がよくわからない。
いざ使おうとすると、するりとわずか10センチの紙が出てきた。
寂しげにトイレットペーパーの芯がそこにはあった。
この10センチの紙を有効に使わなければならない。
折り方を工夫して有効面を多く使う事を考えた。
しかしそれは適当ではない。どれだけの量を拭くか一度拭いてみないと分からないからだ。
誰もがそういう使い方をしているはずだ。 一回拭いてみて次の動作の予測をするのだ。
まだどれだけ使うか分からない賭けに、この10センチの紙を使うわけにはいかない。
我々の仕事は段取り8、作業2と言われている。
拭く分量が分からないのでは段取りができない。
しかし私には策があった。
トイレには温水便座が付いている。 普段はササーッと洗い、紙でパッツパッツと拭いて終わる。
しかし今回は念入りに洗うとしよう。 おしりボタンを2度押しすると前後にノズルが動き、洗いに拍車がかかる。
十分に洗えば、あとは10センチの紙でも水滴を取り除く事で済むはずだ。
心配事が解決し、用に集中することができた。
余裕がでたのか?余計な事を考えてしまった。
そもそも、このトイレットペーパーホルダーが悪いのだ。これじゃ残量が分からない。
フタを透明にしたらどうだろうか? 残り少なくなったらこれでわかる。
そんな事を考えたら、もっと妙案浮かんで来た。
トイレットペーパーに工夫するのだ。
レジスターのロール紙には、残り少なくなると赤い紙が出てくる。
トイレットペーパーもあと5M位の所で赤い紙にしてはどうだろうか?
画期的なアイデアでしょ。
でも待てよ、赤い紙はイロイロな面で良くないな。
黄色い紙もふさわしくないな。 青か緑色が無難かな。
これで、トイレ業界に2つの提案ができた。
そうこうしているうちに、用の処理は済んで、いよいよ先の計画の実行の時が来た。
念入りに、念入りに、そして2度おしりボタンを押す。
その時! 今まで使った事がないボタンの存在に気がつく。
『乾燥』である。
温水便座の機能で、乾燥を使う人は少数と言われている。お尻の病気の方は無くてはならない機能だが、乾燥に時間掛るので、多くの人は使わず、紙で水滴を拭きとってしまうようだ。
今回、この機能を有効に使わない手は無い。
無事すべての作業を終えて、私はトイレを出た。
余計な事を考えた事と、念入りに洗った事で、いつもより3分くらい滞在時間が長くなった。
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