古い住宅でいまだに多く見られる、単相2線式の配線。
どこがどう違うかというと、メーターのところを見てください。
メーターに接続されているケーブルの白と黒の線が見えますか?
ちょいアップして。
電柱から家の中に引き込んであるケーブルと、家の中の配電盤までのケーブルが2本の電線で配線されているので2線式と呼んでいます。
実はこの方式の配線設備だと30Aの契約までしかできません。
もっと容量を増やし40Aにしたくてもこのままではできません。
我々業界用語では単三切り替えという工事が必要です。
どういう工事になるかというと。
電柱からの引き込み線からメーター、そして配電盤までを3線のケーブルで引き直す工事が必要です。
こんな感じに赤、白、黒のケーブルを引くのです。
この作業には、家の中の配線図面を作成し、東京電力に申請し電柱から建物の引き込み口までの配線を東京電力にやってもらう必要があります。
また、引き込み部からメーター、そしてメータから配電盤の配線も3線のケーブルで配線します。
さらに、分電盤も交換し、おそらく接地(アース)の配線も出来てない場所がほとんどなのでアース工事も必要になります。
このような作業がらおよそ10万円近い作業料金となります。
そして、容量をUPしたい理由は使う電気製品が増えた事が理由だと思います。
その為に既存の配線とは別に、新しいコンセントなどを増設するのが一般的です。
エアコン用だったり、台所の電子レンジ用のコンセントだったり。
IH調理器は200Vの電圧でしかも30Aの場合もあるので太い電線で配線する事が必要となります。
これらの配線には別途費用がかかり、1回路増設配線するのに、1から2万円さらに掛かる場合があります。
よくお客様の中で、容量をUPするのは東京電力へ電話すれば無料でやってくれると思っている方がいます。
これはすでに三線式で配線された場所が前提です。
その場合は30Aから50AにUPしても無料で契約変更できます。
今ではスマートメータの普及でアンペアブレーカーを交換しに東電が来なくても電気的に変更ができるようになりました。
しかし、前記のように2線式であった場合は上記のような工事が必須となり、それはお客様の負担の工事となります。
お隣は無料なのに、ウチは10万円以上に。。。
先日、お客様からこのような小言を。。。
ご理解いただけるように文章で解説いたしました。
どうぞよろしくお願いいたします。
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