やっぱり出ました、簡易感震ブレーカーの被害者

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江東区亀戸で電気屋やってます、『沼ちゃん』 こと栄電気の沼澤です。

電気屋って仕事はお客様の家の中に入っていく仕事なので、様々な出来事があります。 

そんな出来事をこのブログでは2005年から書き続けています。 

涙あり、笑いあり。仕事以外の事も時々書いています。 

さぁ 今回の出来事は・・・

あるお客様から、『電気が来てない部屋があるので見て欲しいと連絡を受けました』

調べるのは分電盤。 

ブレーカーが落ちているのでは?という調査から入りました。 

どれも正常でした。 

もしかして電柱のフューズが切れて片相が来てないのかも(注:家庭に届く電気って2経路になっていて片方がダメになる事が最近多発してます)

そこでメーターの所を調べると大丈夫。 

????? 

ふと思ったのが、ここは2世帯住宅。 

そこで。

『他に分電盤はありませんか?』とお尋ねすると。 

ありました。 

別世帯の分電盤が。 

そして原因は、簡易感震ブレーカーが作動していたのです。 

地震が起きると、おもりが落ちてブレーカーが落ちるというカンタンな仕組みです。 

これは地震後停電し、電気が復旧したときに起こる通電火災を防ぐための装置です。 

地震が起きたら、ブレーカーを落としてから逃げるというのが自治体からの推奨で、地域によっては無料で提供されている所もあるそうです。

通電火災を防ぐにのはとても有効だと思いますが、それより先に身の安全の確保の方が大事だと思います。 

揺れが起きていきなりブレーカーが落ちて真っ暗になったら人間はパニックになります。避難する準備も出来ません。 

これを推奨する自治体というのは、街を守りたいのであって、人の命を守りたいのではないと思ってしまいます。

『夜に地震がきていきなり真っ暗になったら、どうしますか?』

私はお客様に説得して、この簡易ブレーカーの使用を辞めさせました。 

そして、オススメすのがこの方法です。

沼澤式感震ブレーカー

これなら避難するときにブレーカーが落とせるので理想的です。 難点は美観が悪い。 

実はこれをもっとスマートな商品にしてくれないか?と思っています。 

今回のお客様の原因はわかりませんが、実際におもりが落ちてブレーカーが落ちてしまい、一部の部屋の電気が来てないという事が発生しました。

そして、原因が分からず電気店に相談しに来たのです。 

一番よくないのがこのように、仕組みが分かってないのにテレビでやってたからと鵜呑みにして設置してしまった事。 

もし仕組みが理解できていたら、自分で解決出来たはずです。 

この簡易感震ブレーカー、つけていませんか? 

上記のように、夜に地震が起きたら真っ暗になりますよ。 

外した方が良いですよ。

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