浴室換気扇を仕様変更

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浴室換気扇でトイレと風呂を同時に換気してる仕様。
これは良くあるのですが、換気扇が中間タイプと呼ばれる換気扇本体のモーターが天井の裏に隠れている仕様でした。
これだと換気扇のメンテナンスが出来ません。
同じように取り付ける事は可能ですが、後々の事を考えるとあまりおススメしません。
栄電気の場合、お風呂の天井を開口してお風呂の天井に換気扇本体を設置する仕様に変更する様にしてます。(もちろんお客様と相談しての事です)
その過程を解説します。 
既存の換気扇の吸込み部です。この吸込み部には換気扇はありません。天井裏でダクトでつながっています。
天井裏を覗きます。これが換気扇本体です。 点検口をあけてようやっと手が届くところに設置してありました。
良く見ると、ダクトに支えられて固定はされてません。宙釣り状態。
恐らく前回この換気扇を交換した業者が苦労してなんとか設置したのだと思われます。
今回の仕様変更はお風呂の吸い込み口を大きく開口してこの位置に換気扇を取り付けるという仕様変更です。
これなら換気扇の掃除も出来るし、今後交換する時も苦労しません。
これが簡単な変更図
天井のスパイラル管を適した場所でカットしました。
天井は新しく付ける換気扇の寸法に合わせて開口しました。
新しい換気扇を取り付けます。ここに隣りのトイレからダクトを伸ばし取り付けます。
何もなかったようにスッキリと収まりましたが、この作業は小さい天井裏で限られたスペースを駆使して設置する作業なんですよ。
工事完了! 
手入の仕方などを教えて終了です。
作業を簡単にすすめるなら、同じタイプの換気扇にすればすみます。 
でも、前回交換作業した人があまりいい仕事をしてなかったので、このまま同じ工事をする事は気持ちいい物ではありませんし、お客様の為にもなりません。
そこで仕様変更を提案し工事する事になりました。
決して自分が満足する為の工事ではありません。
時どき、職人の満足の為に工事をする職人が居ます。
良い材料やこだわった工事内容。 
でもこれはお客様が決める事。その分費用が掛かっても職人の満足の為に払うの本末転倒と思うのです。
仕事は誰の為にしているのか? 
お客様主体の中で自分が納得する。 
そこが到着点、俗にいうコスパなんだと思う。
これは地域差も大きい。
私はこの地で適した仕事を続けていきます。