このような発信をしているので、時々新築の物件の下見を一緒にしてほしいと相談されます。 でもそれはお断りしています。 何千万円の買い物にケチをつける事はしたくないのです。 仮に下見に同伴して問題ある箇所を見つけてもとても口にはできません。『良い物件ですね』と言うしかないのです。

そこで、もし新築の物件を検討している方で注意して欲しい事を載せておきます。
住宅設備は必ず壊れます。それは10年か、15年か?特に最近の機器は電子制御されているので壊れます。
この時に交換が容易かどうか?です。
先日、ある有名ハウスメーカーの住宅にお住まいの方から換気扇の不具合があり交換の相談を受けました。
ところが、現地で調べると特殊な仕様になっていました。寸法が汎用的でないので専用の部材が必要でした。さらに言うとその部材は一般の店には供給してくれなく、結局当店での工事は出来ない事が分かりました。
汎用的であれば10万円以下で納まる換気扇工事ですが、高額な工事となるそうです。

(画像はイメージでこの物件ではありません)
大きな住宅メーカーは時々このような特殊仕様があります。建てた後のメンテナンス費用の囲い込み?そう思うような事があります。 もちろん大量に部材メーカーに製造してもらいコストを下げる目的でもありますが、住んでいる方には不具合があって初めて知るのです。
ただ、購入の時にその事を営業さんに聞いてもわからないと思います。
多くは建築と販売は別会社だからです。
そこで一つの目安として、特殊仕様が多いレンジフードや水栓の型式を調べてその住宅の専用仕様か?調べて見ると良いと思います。
その機種が汎用性があるのか?寸法等調べる必要がありますが、目安となります。

(水栓は専用仕様が多いですが、汎用機種に交換できる場合が多い)
もっとも、先日相談を受けたある方は5年で引っ越すので気にしないと言う事でした。それもありですね。
そして中古物件でも同じような事が言えますので、参考にしてくれたらと思います。