設備、建設関係の仕事はどこが元受けで、どこの下請けを使うか?
下請け職人の貸し借りもしてるんですよ。
以前エアコン工事をしていて車から荷下ろしをしていたら、『兄ちゃん?今度〇〇デンキが近くにオープンするけどアルバイトしない?』とスカウトされました。
手当たり次第職人をスカウトしているのでしょうね。
ボクがどれだけのスキルも分からないのに。
そして、実際の現場では値段をたたかれる。
そうなると、士気も何もあったもんじゃない。『とりあえず取り付ければいい』そんなヤッツケ仕事が横行するのではないかと思うのです。
もちろん全ての下請け業者が手抜きをしているわけでは無いですよ。 真面目な下請け職人はたくさんいます。
一部そんな手抜きする業者が居るという事です。
そんなヤッツケ仕事、手抜き工事で施工されたエアコンの交換工事を行いました。
その手抜き工事の内容を解説します。
江東区亀戸で電気屋やってます、『沼ちゃん』 こと栄電気の沼澤です。
電気屋って仕事はお客様の家の中に入っていく仕事なので、様々な出来事があります。
そんな出来事をこのブログでは2005年から書き続けています。
涙あり、笑いあり。仕事以外の事も時々書いています。
さぁ 今回の出来事は・・・
古いエアコンの入れ替えのご依頼でした。
このエアコンを撤去する事でその手抜きが判明しました。
据え付け板という室内機を固定する為に壁に固定する板です。 これは壁にしっかり固定しないと室内機が落下する恐れがあります。
普通に取り付けられていると思うでしょ?
拡大しますね。
ビスでちゃんと固定されているじゃないか! そう思うかもしれませんね。
普通住宅の壁は石膏ボードと呼ばれる壁材です。
外壁と内壁の中は空洞です。
部屋に時計を掛けようと石膏ボードの壁にビスをドライバーで取り付けた事はありませんか?
石膏ボードにそのままビスはとまりませんよね。 グズグズとビスが空回りするだけです。
指で引っ張ればスポッっと抜けてしまいます。
エアコンの据え付け板を壁から取りました。 ビスを緩めるときも空回り。 全然固定されていませんでした。
このグズグズでかろうじて留まっていたエアコンの据え付け板。
これだと地震が来たら落下する恐れがあります。
危なかったですね。
新しいエアコンを設置するにあたり、このような壁の時はこのようなボードアンカーを壁に打ち込みます。
空洞になった壁の中でしっかりビスが固定されます。
さらに、若干壁の材質が悪かったので、用心の為に壁の空洞を貫通させ外壁にも届く長いコースレットビスと呼ばれるビスを使って固定しました。
これでバッチり固定されました。
エアコンという商品は家電製品の中では半完成品です。 メーカーで製造され、現地で配管取り付け作業をして完成されます。
寿司屋さんで言えば、ネタを仕入れて握ってもらって寿司じゃないですか!
その握る人次第で美味しさが変わりますよね。
そこに職人の技量、価値があるのです。
エアコン工事も同じです。
誰が取り付けるか?で性能や耐久性が違ってきます。
その取り付け作業というのを、どういうワケか?今の消費者は重視していない。
どこの誰だか分からない人が取り付けたエアコンって不安じゃないですか?
その寝室のエアコン落ちて来るかもしれませんよ?
エアコンは信用ある人に取り付けてもらった方が良いと思うのです。
そう思ってくれる消費者が増えてくれるといいなぁ。
真面目な工事職人『沼ちゃん』からの切なる願いです。
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